エンジニアは、さまざまなな職種が活躍しています。SEと呼ばれるシステムエンジニアは、クライアントの要望に応じて設計書を作成し、プログラマーに指示する仕事を行います。SEのキャリアパスとしては、マネジメントを手がけるプロジェクトマネージャーが一つです。言語能力の高いSEは、海外と国内企業のパイプ役であるブリッジエンジニアとしても活躍できるでしょう。より効率的な経営には海外人材が欠かせないことから、ブリッジエンジニアの需要が高まっています。

また、開発エンジニアも重要な職種です。開発エンジニアには、SEの指示を受けてコーディングを行うプログラマーや、フロントエンドエンジニアが挙げられます。フロントエンドエンジニアはネット上で閲覧者の目に入る部分を担当し、閲覧者に見えない範囲に関わっているバックエンドエンジニアと対比される存在です。バックエンドエンジニアは、後述のインフラエンジニアに分類されます。家電製品などに直接プログラムを組み込むエンベデッドエンジニアも、IT業界では需要の高い開発エンジニアです。

サーバーの構築や運営などシステムの基盤を作るインフラエンジニアは、担当分野によってサーバーエンジニアやネットワークエンジニア、データベースエンジニアなど呼称が変わります。サーバーエンジニアはサーバーの運営に特化し、ネットワークエンジニアはweb上のデータを送受信するルートの確保が主な仕事です。データベースエンジニアは、データの保管に関する役割を担います。